マンション管理
BORDER5リニューアルにあたって
今回のリニューアルに合わせて、BORDER5の立ち上げからずっと審査を担当している佐藤恵に、これまでのBORDER5の審査をやってきて、感じていることや印象に残っていることを改めて伺いました。
BORDER5のこれまでを振り返って
佐藤はBORDER5で特徴的なマンションは、診断当初から、運営力やメンテナンス・資金力、コミュニティ住み心地力、防災に優れているものが、特徴の1つとしてあると言います。
他にもたとえ最初の診断結果が基準に届かなかったマンションも、その後マンションの管理規約の改定や防災マニュアルを作成したり、防災備品を購入することで、期間を置いてBORDER5の登録に至ったマンションもあります。
さらには初回の審査で審査基準には届いているものの、審査を受けた管理組合的に低い点数だったため、評価点をさらに上げる努力を行い、その結果、掲載に至ったマンションもあります。
BORDER5で認定したマンションを分類すると、この3種類となります。当初から、「運営力」「メンテナンス・資金力」「コミュニティ・住み心地」「防災力」で掲載基準点をクリアしたマンションは25棟ありました。診断当初から高得点(満点)を獲得していたマンションは2棟です。残りの8棟は、BORDER5認定後、総会出席率の改善、規約や使用細則の改定などを経て満点となりました。
診断当初は基準に満たなかったが、改善後に掲載に至ったマンションは3棟です。またBORDER5認定後、さらに管理状態を向上させ、高い評価点を獲得したマンションも2棟あります。
例えば、佐藤がある理事長と話したところでは、BORDER5がスタートした当初は、卓越したスーパー理事長がリーダーシップでどんどん掲載など推進もやっていました。でも今ではそこまで卓越したスーパー理事長とまではいかないものの、管理組合全体でBORDER5の点数をアップするために、マンションの規約を改定しているマンションが最近多いそうです。
この傾向は、BORDER5が管理良好マンションを知ってもらうためのサービスとして始まってから、少しずつ各マンションが管理力を向上するために努力されていることの証左であるため、非常に良いことです。
2019年にBORDER5が誕生して以降、2022年にマンション管理適正評価制度、管理計画認定制度が誕生するなど、マンション管理の質を上げるための試みが増えてきています。そのため、各マンション管理組合は管理の質を高めるために、それぞれの制度と併用して、BORDER5の登録を一緒に目指すマンションが多くなっています。特にBORDER5では、ほかの2制度とは違いコミュニティに関する評価や、防災面の評価もあるため、併用して利用いただく機会も多いと感じます。
特に印象に残っているマンション
全国のマンションからの問い合わせはウェルカム
管理力を評価するサイトは、BORDER5ができた当初はBORDER51つだけでした。その後、2022年にマンション管理適正評価制度、管理計画認定制度が相次いで誕生しました。そこからその2制度と併用してBORDER5を利用する管理組合が増えています。そうなってくると、他の制度とBORDER5は「どこが違うのか」という問い合わせが多くあります。
BORDER5は他の制度と違い、管理力がマンション全体の上位5%になることを目指した審査をするサービスだと説明しています。また審査が「なぜ無料なのか?」これも良く聞かれる質問ですが、このあたりはもっと強く押し出したいBORDER5のポイントです。
地方からの問い合わせもお受けしております。いまの時代オンラインも発達していますので、データで書類をいただけたら、それを元に審査を行います。その審査結果に基づいてオンラインで面談をすれば、評価をすることが可能です。
最初に掲載点に届かなくても、BORDER5は無料で何度もトライが可能です。規約を改訂したり、マニュアルを作ったり、備品を購入して掲載点に至ったマンションもあります。
最後に
最近登録されたマンションに対しては逆に安心感があります。ただ良好なマンション管理をする組織をどう継続していくかが、課題の1つだと感じています。マンションによっては、BORDER5担当を配置したマンションもあります。リレーションを保つ意味でも、毎回担当が変わることは、非常にやり取りや毎年の審査の面でも苦労することがあります。
最近では他のマンション管理審査制度と併用で考えてくれている管理組合が増えてきました。他の審査制度が出来たことが、BORDER5の認知を拡げる追い風になっている面もあると考えています。